東方プロジェクトより『リグル百態』

(絵師:TAO) →

「東方プロジェクトより『リグル百態』」
第3回博麗神社例大祭で、サークルでりしゃすのスペースで使用したお品書き(?)です。

喜怒哀楽、今日も元気なリグルやチルノ。
歳若い妖怪たちは、自分に出来ること、出来ないことを手探りで求めながら毎日を生きていそうです。

何も出来ずに他人の庇護が必要なほどに弱くは無く。
全てが可能で好き勝手に生きられるほどに強くは無く。
かつて、妖怪たちの世界が広かった頃にはゆっくりと学べばよかったそれは、
今は狭い幻想郷で急いで学ばなければならない大切なこと。
広い場所に点在していた強妖たちが、狭い場所に密集している今だからこそ、
新しく生まれた子供たちは弱い力で生き残るための知恵を得ていかなければならないのではと思います。

自分の力の及ばない者に挑まないこと。
それはとても大切なこと。
自分に力が及ばない者に侮られること。
それは決して許してはいけないこと。
誇り正しき妖怪であれ、子供たち。
古き強き妖怪たちが生み出した幻想郷。
されど主は其に非ず。
何も知らず愚かに生まれた新しい子供たちこそ、真なる楽園の担い手なのだから。




とか、そんなふうに思ってしまうのは、やはり八雲紫やレミリアといった年長の大妖怪たちは、
「楽園を生み出した者たち」
「楽園に辿り着いた者たち」
といったイメージがあるからだったりします。
そういった者たち……例えば、外の世界が住みにくいとか、永遠亭メンバーみたいに逃亡者とか、
そういう者たちと、リグルたち幼い妖怪たちは根本から何かが違うと思います。
あなたたちにとって幻想郷はなんですか、と。
尋ねたら、どうなるのか。
楽園と答えるのは、きっと長生きしていて、賢い、楽園を「得た」者たちだけなのではないでしょうか。
でも、一番恵まれているのは、その質問に対して何も答えられない者。
楽園に生まれ、楽園を楽園と知らない者たちこそ、最高に幸せな連中なのではないでしょうか。

つまり。

リグルやチルノは、きっと毎日楽しく幸せなんですよ。可愛いなあ、ちくしょう。
ええ、いや、それだけを言いたかっただけだったり。





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